海外駐在員レポート

Expatriate Report

海外駐在員レポート

Overseas expatriates

海外駐在員「タイ」

タイ

SANGO Thai Engineering & Manufacturing Co.,Ltd.

経営学部卒 / 2010年入社

キャリア

2010年
営業部トヨタ営業課へ配属。排気管部品の見積り、拡販業務等を担当
2018年
ボデーGへ異動。ボデー部品の見積り、拡販業務等を担当
2022年
ボデーGのグループリーダーとして後輩育成と新規部品の拡大業務を推進
2024年
初めての海外赴任(タイ事業体)を命じられる

現在の仕事内容

タイに2つ工場を構えるSTEMは、三五の重要なアジア拠点の一つです。主にトヨタをはじめとするOEMメーカーへ排気系製品やボデー部品の製造を行い、その生産部品の6割はアジア、オセアニア、中近東及び中南米への輸出が占めています。
私はMC(マネージングコーディネーター)として、営業・調達・生産管理・ITの4部門の新規プロジェクトの推進、経営戦略の立案・アドバイスなどを担っています。同時にセクションマネージャーも兼務しており、現地スタッフの実務指導・決裁、お客様との折衝業務などを幅広く任されています。

現在の仕事内容

仕事の面白さ

日本で経験していない範囲の仕事ができることです。国内では営業の経験のみでしたが、タイに赴任してからは営業部に留まらず、複数の部署を管轄するため、経験のない分野の意思決定も必要とされます。日々試行錯誤しながら進める中で、楽しさとやりがいを実感しています。
私の大きな役割は2つあり、1つ目は現地スタッフのレベルの底上げです。言語の壁を超えて仕事はもちろんのこと、プライベートでも積極的にコミュニケーションを図り、信頼を築きながら一人ひとりに合わせた指導を行っています。2つ目は売上げ拡大です。タイ市場の景気後退、生産台数の低迷など、当社を取り巻く外部環境が厳しい状況のなか、既存ビジネスの維持に加え、新たな顧客・部品の受注拡大に力を入れています。

海外から見た三五の魅力

三五が90年以上にわたり自動車業界で培ってきた実績と技術力、顧客からの信頼性は、海外事業体の活動においても大きな武器となっています。また近年では、得意とする加工技術を活かして、建築用配管をはじめとする自動車部品以外の分野にも新たに挑戦しています。「Pure AIR & More.」をスローガンに持続可能な社会の実現というVISIONに向けて時代の変化に対応し、他事業体に先駆けて取り組んでいるところが一番の魅力です。

海外から見た三五の魅力

今後のキャリアプラン

今回の赴任期間では何事にも貪欲に挑戦し、日本では経験できない、幅広い業務を通して意思決定・判断力を身につけたいと考えています。そして帰任後は、海外赴任で培った経験を活かし、グローバルに活躍できる後輩の育成に力を入れつつ、管理者への昇格を目指していきます。数年間、管理職の経験を積んだ後には再度海外に赴任して、現在からステップアップした立場で、三五の発展に大きく貢献していくことが私の目指すキャリアプランです。三五は「世界を視野にダイナミックな仕事したい」というビジョンを叶えられる会社です。そんな前向きな方に、ぜひ注目してほしいですね。

今後のキャリアプラン

1日のスケジュール

07:30

出社

会社は私が住んでいるバンコクから約55km離れたチェチュンサオ県にあります。タイは交通渋滞が多いため、毎朝約1.5時間かけて通勤しています。

08:00

朝会

各セクションのスタッフとの朝会で、一日のスケジュール共有と困りごと等のヒアリングを実施。ローカルスタッフは皆明るく、笑顔が絶えない和気あいあいとした職場です。

12:00

昼休憩

従業員の大半がローカルスタッフのため、昼食はタイ料理のみ。刺激的なメニューが多いため、日々お腹に優しいメニューを探しています(笑)

13:00

ミーティング

マネージャーUPミーティングで各セクションの業務進捗をフォロー。

15:00

ミーティング

PL(損益)ミーティングや、新規プロジェクトのMonthlyミーティング等の会議に参加し、生準進捗や採算状況を確認。

19:00

退社

退社後はローカルスタッフと食事をしたり、週1回の頻度でゴルフの打ちっぱなしに行きます。

休日の過ごし方

平日はローカルスタッフとご飯に行き、みんなにいじられながらワイワイ親睦を深める機会が多々あります。週末は会社のメンバーやお客様とゴルフに行くことが多いですが、スコアはなかなか伸びず……。帰任までに100を切ることが目標です!長期連休には、家族と観光や近隣の島へ旅行に行くなどして赴任生活を満喫しています。

休日の過ごし方

Overseas expatriates

海外駐在員「アメリカ」

アメリカ

Arvin Sango Inc.

機械工学科卒 / 2010年入社

キャリア

2010年
生産技術部 CCO-Gへ配属
2012年
トヨタ自主研活動に参加。コンバーターライン全自動化の計画、生産準備を担当
2013年
三福にてサイジングラインの生産準備を通し、造管ラインの全自動段替えを実施
2016年
三五トレーニーとしてシンシナティ大学で語学勉強、その後半年間Arvin Sango Inc.にて実務研修を経験
2017年
Arvin Sango Inc.での生産準備支援を開始
2020年
パワトレ生技部 エキマニ生技課へ異動
2021年
TNGAエキマニライン増設に向けた計画、生産準備を担当
2022年
Arvin Sango Inc.出向

現在の仕事内容

Arvin Sango Inc.(以下ASI)は、北米の中枢となる拠点です。アメリカ国内に4工場、カナダ、メキシコにグループ工場を有しており、北米地域全体を通して自動車用排気管、エキマニ部品のみならず、ドアビームや造管など多岐にわたる事業を展開しています。直近では北米市場でのHEV(ハイブリッド自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド自動車)の普及拡大に向けた活動の一環として電池パック部品の受注も確定し、さらに事業の拡大を目指しています。
私たち出向者は、現地メンバーに対する業務サポートはもちろんのこと、個々のスキルアップによるASIグループ全体の収益向上を目的に日々活動を進めています。

現在の仕事内容

仕事の面白さ

アメリカは建国以降、多くの移民を受け入れてきた歴史があるため、国籍、文化や宗教などにおいて日本とは大きく異なります。仕事の場面だけでなく、私生活においても新鮮さやギャップを感じることが多いと感じますね。私は技術者の一人として現地メンバーへの業務指導を行っていますが、特に課題に感じるのは人材育成です。日本人特有の考え方、やり方を強制することなく、現地メンバーを指導・教育することは未だに苦労があるものの、フレンドリーな人柄に日々助けられながら業務に励んでいます。このように密接にコミュニケーションを図りながら、ともに成長していけることに面白さを感じています。

海外から見た三五の魅力

海外拠点単体では情報量、保有技術に課題があり、本部や各拠点からサポートが不可欠です。そんな中でも三五は、日本国内の拠点に留まらず、海外拠点間においても親密な関係性を築いているため、グローバル三五が一体となった活動を推進できることが魅力だと感じています。また、私たち出向者の困りごとの一つに帯同家族の移住がありますが、福利厚生面のサポートはもちろんのこと、一人ひとりに寄り添ったきめ細かな支援が充実している点も嬉しいところ。生活面に不安を感じることなく、海外での業務に専念しながら新しい挑戦ができています。

海外から見た三五の魅力

今後のキャリアプラン

ASIでの幅広い製品群は北米市場に留まらず、今後の三五のグローバル事業の推進や発展において重要なものばかりです。ASIに赴任してから2年経ちましたが、その間に事業環境は大きく変化しており、今後はその変化が加速していくと予測されます。そんな状況下において、ASIの更なるグローバル化を実現するために、私が現地でやるべきことはまだまだたくさんあるはずです。これからも現地メンバーと密にコミュニケーションを取り、より信頼される存在を目指すとともに技術力や生産性の向上、収益アップを実現していきたいですね。そして、この出向経験を日本に戻ってからも活かし、後輩育成にも挑戦したいと考えています。

今後のキャリアプラン

1日のスケジュール

07:30

出社

自宅から会社まで2.6マイル(約4.2km)で通勤時間は車で10分程度。出社後まずは1日のスケジュールを確認します。

08:00

ミーティング

廃却低減活動のため、現地の製造メンバーとのミーティング実施。効果と今後の予定を打ち合わせ。

12:00

昼休憩

ASIには食堂がないため、自宅または外で食事をします。

13:00

現場作業

トライがある場合は現場にて、ASI PEメンバーと一緒に作業をします。

15:00

デスクワーク・会議

トライの結果まとめや翌日の準備等、デスクワークや日本側とのWEB会議等を実施。

16:15

退社

ほぼ定時に退社していますが、日本とのWEB会議等がある場合は19:00~20:00退社のケースあり。

休日の過ごし方

インディアナ州にあるマディソンは、自然が豊かで治安が良い住みやすい街です。食品をはじめとする日常品は、ほぼ市内で買い物。日本食など、それ以外のモノが必要な場合は、車で片道2時間以上かかることが基本なので週末を利用して買い物に出かけます。そのほか、タイミングが合えばMLB観戦や本場アメリカでのバスフィッシングを楽しんでいます。

休日の過ごし方