三五が目指す
未来のステージ

Future Stage

三五が目指す未来のステージ

Stage.01

大型ボディ部品への挑戦

大型プレス機の導入

大型プレス機の導入にあたり、まずプレス棟と金型棟を新設。お客様への部品の供給責任を果たしながら計画的にプロジェクトが推進されました。具体的には、2021年12月から2022年2月にかけて、福田工場から国内事業体を含む国内の工場へ、25ライン・1054品番を移管。その後、2022年11月にかけて金型の移動を行い、2023年5月には福田北工場プレス棟の竣工式を開催しました。今後、新規受注したボディシェル部品のプレス生産を担う重要な拠点としての役割が期待されています。

大型プレス機の導入
  • 2000トンの大型プレス機

    2000トンの大型プレス機

  • 福田北工場プレス棟

    福田北工場プレス棟

Stage.02

電動化への挑戦

電池製品の開発

電動車の「心臓部」である電池パックにおいて、適切な温度管理で電池の劣化を抑える、過熱を防ぎ急速充電時の効率を最大化する、高温による熱暴走を防止する、温度変化による出力低下を防ぎ走行性を安定化させるなど、熱マネジメントは性能・安全性・寿命を左右する重要な技術となります。
私たち三五は排気系製品の開発で培ってきた熱マネジメント技術と鋼材やステンレスの成形、接合、組付けなどの生産技術を応用し、電池パックの高機能製品開発に取り組んでいます。また、「環境の三五」として電池製品の開発を通じて、CO2排出削減や再生可能エネルギーとの親和性向上に貢献し、持続可能なモビリティ社会の実現を目指しています。私たちとともに、次世代モビリティの未来を創りませんか?

電池製品の開発

Stage.03

水素エンジン車への挑戦

レース用次世代マフラー
の開発

水素エンジンは燃料が変わるだけと思われがちですが、その影響は想像以上に大きく、車の構造にも大きな変化をもたらします。マフラーを搭載する液体水素カローラの排気システムには、①排気抵抗 ②振動耐久性 ③重量 という3つの性能が求められます。しかし、液体水素タンクを後部座席に搭載すると、タンクが車両の床面まで突き出し、排気レイアウトが助手席側からテールパイプを出す形になりました。この変更により、従来の技術では性能を満たせなくなりましたが、技術の掘り下げと発想の転換により課題を克服しました。

レース用次世代マフラーの開発
  • 「液体水素カローラ」こと、32号車 ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept

    「液体水素カローラ」こと、32号車
    ORC ROOKIE GR Corolla H2 concept

  • 助手席側に出たテール部分

    助手席側に出たテール部分

Stage.04

建設業界への参入

環境と暮らしに貢献する
製品の開発

自動車分野で培った技術を車以外の分野にも応用し、新たな開発に取り組んでいます。その一環として、2021年には建設業界向けに【ステンレス配管システム:FP35】を発表しました。以降、市場での実績を積み重ね、2024年度末までに当社工場を含めた6件の施工を完了しています。また、2025年4月には株式会社メグリスとして操業を開始しています。FP35は、従来品に比べて耐用年数が長く、施工時の省力化・軽量化にも優れ、CO2削減にも大きく貢献する環境製品です。

建設業界への参入 建設業界への参入